おむすび最強説!日本人に元気をくれるソウルフード

🍙 おむすびは日本人のソウルフード

おむすびって、日本人に元気をくれるソウルフード。
腹持ち良し、栄養良し、心と体をつくる大きな役割を担っています。
つくるのは簡単なのに奥が深い。持ち運べるし、レンジも冷蔵庫もいらない。アレンジも豊富で万人にフレンドリー。
こんな完璧な料理があるかーい。米、イケメン。

💕 おむすびは愛を伝える

おむすびは「あなたが好きだよ」という気持ちを伝えられる手段です。
毎日恥ずかしくてめんどくてそんなこと言えなくても、おむすびに気持ちを込めれば、それが愛情表現になる。
お母さんのおむすびがおいしいのは、当然じゃろ。
だれひとり、同じおむすびにはならないよね。それがまた、いいのです。

🌾 お米に宿る七人の神様

お米には「七人の神様」がいるという話を聞いたことがあるでしょうか。
つくる側にもなってみて、改めて理解します。

水、土、風、虫、太陽、雲、そして作り手。

大地に水が入り、草が生え、陽があり雨あり稲妻があり。
カエルがいて、バッタがいて、トンボがいて。 水に感謝し、池をつくり水田をつくって。
水路を大事にお世話して、継ないできた先人の知恵と努力があり。
その全てがつながって初めてお米は実り、おむすびになる。

移住してもうすぐ10年とかになるのでしょうか。
それでも、毎日感動しちゃう。
命をいただいているんだなぁ、と背筋がのび、いただく責任を五感で知ることができます。

🥒 お漬物屋さんを考えたこともあった

本当はね、起業の際にはお漬物屋さんも考えました。
営業許可も持っています。
和気町のお野菜って、本当においしい。
旬のお野菜がこんなにできて、でも規格外でたくさん破棄されてる。
自分でも野菜をつくってみるようになって、道の途中ではありますが、苦労を骨の髄で知りました。
本当に、お野菜は大変。
人間のために改良されまくってきた植物なので、ある程度のお世話やコツが、それぞれの野菜ごとに必要で。
基本は生ゴミ堆肥や大量の草があれば、元気に育つんだけれども、周りの草も一緒にぐんぐん育つし、 何より草負けしないよう、そのこまごまとした日々のお世話が、地味にハード。心折れそうになる。
農家さんの観察眼と仕事量に脱帽。
そうやって、大切にてまひまかけて育ったお野菜が、捨てられるなんて、耐えられない。
でもだからと言って、一日きゅうり10本食べるのは、無理だべさ。
だから、いただいたお野菜はぬか漬けとかたくあんとかピクルスとかにして、返してます。
こんなに美味しくて保存がきくなら、生産できない都会の人にも届けられるのではないだろうか。
とはいえ、ひとりでつくるにはスペースや設備やマンパワーがいまは十分ではないという言い訳で、筋肉モリモリのとき、たまーに、出します。
これから、自分のビジネスで注力したいことのひとつでもあります。

🌞発酵の力で食をつなぐ

その時にも大活躍なのが、発酵調味料です。私のお料理には糀が欠かせません。
塩糀、しょうゆ糀、甘酒は常備。
季節でたまねぎ糀とか、にんにく糀とか、オリーブ糀とかなんでも糀に働いてもらいます。
調味料の基本をおさえると、料理が一気に広がります。
そして、素材の味を一気に引き立ててくれて、こんなにも体の中で働いてくれて、優しい菌ちゃんありがとう。
地域のものを、地域でまわす。
エネルギーは、外よりも内側に使う。
そんな世界を、つくっていきたい。
いやー、つくっていきたいよ。
がんばるぜよ。

この記事を書いた人

はるりん

「御結びはるりん」は、東京から岡山・和気町に移住した三児の母が営む、無農薬・無添加のおむすびキッチンカーです。
「買い物は投票」「毎日、発酵食」を合言葉に、自然の恵みを生かしたおむすびを子どもたちや地域のみなさんへ届けています。